お口全体の健康のための治療を
歯科治療では従来、「虫歯や歯周病になったら治療する」という対症療法が行われてきました。しかし、今ある症状を抑えるだけでは根本的な解決は不可能であり、再発・再治療をくり返してしまうことになるでしょう。
千葉県白井市の歯医者「かわおと歯科」では、従来の対症療法に疑問を感じ、ただ「悪い部分を治す」だけでない、お口全体を見た治療をご提案しています。今だけでない、将来まで見すえた治療で、お口の健康を維持していきましょう。
根本的な治療が重要な理由
たとえば虫歯一つをとっても、なってしまった原因があります。それをつき止めることなくただ治療を行っても、原因があるかぎり、虫歯が再発したり、また別の部分に新たな発症を招いたりすることになるでしょう。
そこで当院では、「なぜそうなったのか」を追求。「歯並びの乱れによってブラッシングがしにくい」「噛み合わせに不具合があり、過度に力がかかっている部分がある」など、問題を洗い出し、それを根本的に解決する治療をご提案します。
「今」だけでなく、この原因があることで予想される将来までを見越した治療を行い、継続して観察を続けることで、お口の健康維持が可能になるのです。
「MI(ミニマルインターベンション)」を原則とした治療
「MI」という言葉をお聞きになったことはありますか? これは、可能なかぎり低侵襲な治療を行い、なるべく歯を残すことをいいます。「虫歯になったらすぐ削る」「悪化したら抜く」という治療を極力避け、歯を活かすことを重視するのです。そのポイントには次のことが挙げられます。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
POINT1 | POINT2 | POINT3 | POINT4 | POINT5 |
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ごく初期の虫歯は削らず、再石灰化を促して治癒に導く。 | お口の中の虫歯菌の数を減らし、それ以上の進行を防ぐ。 | 歯を削るときには、最低限の量に抑える。 | 定期検診によってまめなチェック・補修を行う。 | メインテナンスを継続し、再発予防に努める。 |
海外の医療機関では、すでにこの「MI」の考えは当然のものとなっています。当院でも、「MI」を原則とした治療によって、患者様の歯をお守りできるよう努めます。
~失った歯は放置しないで~
歯を失っても、「1本くらい……」「奥歯で見えないし……」といった理由で放置されてはいないでしょうか。それは実はとても危険なことだといえます。なぜなら失った歯を放置すれば、以下のような問題が招かれてしまうからです。
問題1 | 問題2 | 問題3 |
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できたスペースに隣の歯や噛み合う歯が移動しようとし、歯並び・噛み合わせを乱してしまいます。 | 歯並び・噛み合わせが乱れるとブラッシングがしにくくなって虫歯・歯周病を招き、さらに歯を失ってしまうことがあります。 | 噛む力のバランスが崩れて、顎関節症になったり、顔や全身にゆがみを生じさせてしまったりすることがあります。 |
このように、「たかが1本くらい」ですまない状況を招かないためには、できるだけ早く適切な治療を受け、お口の機能を正しく回復させることが大切になるのです。